ARM用統合開発環境 EWARM(IAR Embedded Workbench® for ARM)

  • EWARMはARMコア用の統合開発環境です。コンパイラ、アセンブラ、デバッガといったコンポーネントが1つの総合開発環境(IDE)にシームレスに統合されており、特にコンパイラ性能は優れたコード効率と高い実行処理速度を誇ります。ツールインターフェース、マニュアルが日本語化されており、国内でも採用実績の非常に多い統合開発環境です。Cortex A/R/M、ARM7/9/11コアなどをチップベンダやARMコアが異なっていても1ライセンスでカバー可能で、Cortex Mシリーズ限定で使用可能な廉価版もご用意しております。また、MISRA-C文法チェッカ、消費電流計測機能パワーデバッグ、動的解析ツール C-RUNといった豊富な機能を取り揃えております。

コンポーネント

EWARMサポートデバイス

サポートCPUコア

ARM Cortex
Cortex-A15
Cortex-A9
Cortex-A8
Cortex-A7
Cortex-A5
Cortex-R7
Cortex-R5(F)
Cortex-R4(F)
Cortex-M4(F)
Cortex-M3
Cortex-M1
Cortex-M0+
Cortex-M0
ARM
ARM11
ARM10E
ARM9E (ARM926EJ-S, ARM946E-S, ARM966E-S, ARM968E-S)
ARM9 (ARM9TDMI, ARM920T, ARM922T, ARM940T)
ARM7E (ARM7EJ-S)
ARM7 (ARM7TDMI, ARM7TDMI-S, ARM720T)
SecurCore (SC000, SC100, SC110, SC200, SC210, SC300)
XScale

サポートデバイス

IARシステムズ社 ARM用統合開発環境EWARM紹介ページ

EWARMコンポーネント

キーコンポーネント

  • プロジェクト管理ツールトエディタを備えた統合開発環境
  • 高度に最適化されたARM用 C/C++コンパイラ
  • MISRA C ルールの自動チェック機能 (MISRA C:2004)
  • ARM EABI および CMSIS 準拠
  • 拡張可能な HW ターゲットシステムサポート
  • 各種エミュレータ(ICE)に対応:
  • I-jet, IAR J-Link, IAR J-Trace, JTAGjetほか
  • Power デバッグによりソースコードと関連付けした電力消費をグラフィック表示可能
  • ソースコードを含むランタイムライブラリの提供
  • 再配置可能な ARM 用アセンブラ
  • リンカおよびライブラリアンツール
  • ARMシミュレータ、JTAGサポート、ハードウェア上でのRTOS認識デバッグをサポートするC-SPY®
  • IARシステムズ、RTOSベンダ提供のRTOSプラグインを使用可能
  • 多くの異なるメーカの評価ボード用の3100を超えるサンプルプロジェクトを同梱
  • PDFフォーマットのユーザ/リファレンスガイド
  • 文脈依存オンラインヘルプ

チップ固有のサポート

  • 以下のメーカの評価ボード用に3100のサンプルプロジェクト:
IARシステムズ アクテル アナログ・デバイセズ Aijiシステム
ARM アトメル シーラス・ロジック EnergyMicro
フリースケール 富士通 Holtek Keil
LogicPD Micronas Nohau OKI(LAPIS)
Olimex ON Semiconductor Pasat NXP
Phytec ST テキサス・インスツルメンツ 東芝
  • ARM、Thumbモードで4GBのアプリケーションをサポート
  • ARM、Thumbモードで双方の機能をコンパイル可能
  • VFPベクタ浮動小数点コプロセッサ用のコードを生成
  • Intrinsic NEONサポート

ハードウェアデバッグサポート

エミュレータ(JTAG/SWD) 備考
I-jet すべてのARM7/ARM9/ARM11 および Cortex-M/R/A コアをサポート
Powerデバッグ対応
JTAGjet-Trace すべてのARM7、ARM9、および Cortex-M/R/A コア上のETMをサポート
JTAGjet すべてのARM7/ARM9/ARM11 および Cortex-M/R/A コアをサポート
J-Link すべてのARM7/ARM9/ARM11 および Cortex-M/R/A コアをサポート
J-Link Ultra すべてのARM7/ARM9/ARM11 および Cortex-M/R/A コアをサポート
Powerデバッグ対応
J-Trace すべてのARM7、ARM9、および Cortex-M3/M4コア上のETM、またIAR J-Linkと同等機能として同一コア上のJTAG/SWDをUSB経由でサポート
CMSIS-DAP
RDI RDI (Remote Debug Interface) ベースのエミュレータ(ICE)をサポート
GDB server
TI XDS100/200/ICDI TIデバイスをサポート
TI FTDI LMI FTDI ドライバ
TI ICDI
Macraigor OCDemon mpDemon, usbDemon, usb2Demon, usb2Sprite
P&E Micro JTAG probes Multilink, Cyclone, OSJTAG
STMicroelectronics ST-LINK V2 STM32 デバイスをサポート
STMicroelectronics ST-LINK STM32 デバイスをサポート
SAM-ICE Atmel AT91SAM デバイスをサポート
ROMモニタ 備考
IAR ROM-monitor アナログ・デバイセズ、NXP、OKIの評価ボードで使用
Angel ROM-monitor アトメル、シーラス・ロジックの評価ボードで使用

RTOSサポート

オペレーティングシステム 内蔵プラグイン ベンダプラグイン
AVIX
CMX-RTX
CMX-Tiny+
e-Force µC3/Compact
eSysTech X Realtime kernel
Express Logic ThreadX
FreeRTOS, OpenRTOS, SafeRTOS
Freescale MQX
Micrium µC/OS-III
Micrium µC/OS-II
Micro Digital SMX RTOS
NORTi MiSPO
OSEK (ORTI)
Quadros RTXC
Sciopta
Segger embOS
Unicoi Fusion

各RTOSプラグインは、C-SPYに多くの新しいウィンドウをインストールします。最も重要なものは、タスクに特有のブレークポイントを指定したり、ステップ実行できるタスク/スレッドリストウィンドウです。また、様々なインスペクタウィンドウがタイマ、キュー、セマフォ、リソース、メールボックスのようなRTOSの内部データ構造の内容を表示します。

EWARMアドオン機能

C-STAT - 静的解析

静的解析ツール「C-STAT」を使えばソースコードレベルにおいて潜在的なエラーやバグを統合開発環境EWARM上で発見することができます。さらに、コード品質を向上させるだけでなく、MISRA-C、CWE 、 CERT C/C++など業界標準のコーディング規約やルールへの準拠を容易にします、EWARM製品版ライセンスの他に、C-STAT製品版のライセンスの購入が必要です。

C-STATでチェックできること

  • MISRA C:2012、 MISRA C++:2008、 MISRA C:2004、 CERT/CWE提言C/C++に基づく100以上のルール / 250以上のチェック項目に従ったコード解析
  • バッファオーバフロー、数値演算および変換問題、ヒープ管理などの、若干疑わしいものから、明らかにおかしいものまでコードパターンを検出できる、先端技術に基づいた静的解析
  • モデルチェックや制約解決に基づき、誤検出を管理、却下
  • クロスモジュール解析C-STATはモジュール間を超えて情報を伝搬。また、C-STATは複数ファイルのコンパイルモードにも対応しており、ある種のチェックでは、全てのソースコードを一つのモジュールとして解析することで、解析制度の向上も可能。
  • ハードウェア制御を直接行うためのIAR Embedded Workbench特有の言語拡張もサポート。

C-STATのメリット

  • 統合開発環境IAR Embedded Workbenchに統合
  • ツール連携をするために、膨大なマニュアルを読んだり、ツール独自の言語拡張設定などをしたりする必要がありません。
  • 普段のコンパイル作業の延長で静的解析を実施できます。
  • コード記述者が自らチェックし、修正できます。
  • 日々メンテナンスができることで、後戻り工数を激減させることができます。

C-STATを利用するために必要な構成

  • EWARM製品版ライセンス ver7.40.1以降(サイズ制限版、機能限定版(コンパイラのみ)は除く)
  • C-STAT製品版ライセンス

IARシステムズ社 C-STAT紹介ページ

C-RUN - ランタイム解析(動的解析)

C-RUNはデバッグ効率アップを目的とした動的解析のアドオンツールで、ARM用統合開発環境EWARMに統合されているため、誰でも簡単にご利用できます。EWARM製品版ライセンスの他に、C-RUN製品版のライセンスの購入が必要です。

  • C-RUNでチェックできること
  • ヒープチェック
  • バウンダリングチェック
  • 整数演算のオーバーフロー
  • 整数変換時のデータ精度落ち
  • 整数シフトでのオーバーフロー
  • ゼロでの除算
  • Switch文で何もしないケースの検出

C-RUNのメリット

  • C言語で見過ごされやすい不具合要因を確認可能。製品リリース後に発生しやすいバグリスクを減らします。
  • GUI上から簡単にON/OFF出来るので誰でも気軽に実施可能です。C言語の変更は不要です。
  • 開発工程の初期段階から利用でき、利用するための工数もほぼかかりません。
  • 20万円以下の低コストで動的解析が可能です。

C-RUNを利用するために必要な構成

  • EWARM製品版ライセンス ver7.20.1以降(サイズ制限版、機能限定版(コンパイラのみ)は除く)
  • C-RUN製品版ライセンス

IARシステムズ社 C-RUN紹介ページ

EWARM機能安全ライセンス

ARM用IAR Embedded Workbench では、機能安全ライセンスが用意されています。機能安全の国際規格であるIEC 61508に基づきTÜV SÜDによりコンパイラの認証を得ており、自動車向け機能安全規格であるISO 26262も同様に利用可能です。機能安全ライセンスを利用することで、ツールの妥当性証明の工数を大幅に削減することが可能です。詳細はお問い合わせ下さい。

EWARM 機能安全ライセンスの主な特徴

  • 固定バージョンサポート *
  • 優先テクニカルサポート
  • TÜV SÜDによるコンパイラ認証ドキュメント付属
  • バグレポート

IARシステムズ社 機能安全ライセンス紹介ページ